今日は御所市の「ごせまち」を初めて訪れました。奈良県で街並みといえば橿原市の今井町や奈良市のならまちが有名です。あまり知られていないごせまちですが行ってみてよかったです!今井町のように時代劇のセット的な完璧な街並みではないのですが、江戸期の町家に混ざって、昭和レトロの銭湯や散髪屋などが点在していて、街並みと暮らしとがうまく折り合っているのが好みでした!帰りに御所駅近くの食堂(新地 入船)で食べたカレーうどんがアツアツで、北風に冷やされた体を暖めてくれました。(写真は本町通り)
ブログ一覧
スオミの話をしよう
3連休最後の月曜の夕方、少しあいた時間ができたので、久々に暇つぶしに近所のシネコンに映画を観に行きました。三谷幸喜監督の最新作「スオミの話をしよう」です。ネットではあまり評判が芳しくなく、観客もチラホラでしたが、意外と僕は愉しめました。それほど期待していなかったのがかえってよかったのかも。舞台劇的な作り方で映画表現としてはどうなのかなとか、いろいろと批判はあるようですが、ラストに長澤まさみが歌うヘルシンキの歌(?)は圧巻!エンターテイメントとして純粋に楽しめます。
富雄の住宅外壁メンテが終わる
富雄の住宅 外壁メンテ工事始まる
今井町を走る
カレー粉づくり
大学の講評会
つなねビアガーデン開催
第20回デザインフォーラム
課題の中間発表会
富雄の住宅を訪れる
ウッドデッキテラスが完成!
しまなみ海道サイクリング
つなねの鯉のぼり
南山城の竹の子
つなねの花見
つなねの桜が咲きました
一乗谷復原町並
福井県にある一乗谷朝倉氏遺跡を訪れました。ここの「目玉」は戦国時代の武家屋敷や町家の街並みを忠実に再現した復原町並です。戦国時代、越前を統治していた朝倉氏。その拠点がここ一乗谷でした。しかし、天下統一を目指す織田信長により城下町は全て焼き払われ、朝倉氏も滅ぼされます。城下町の跡地はその後田畑となり地中に埋もれ歴史から忘れ去られますが、昭和42年からの発掘調査によって、当時の町を形成する礎石や石塀、出土品が続々と見つかりました。まさに日本の「ポンペイ」と言えます。発掘によって見つかった本物の礎石や塀の石垣をそのまま使って、忠実に再現したのがこの復原町並。実際の城下町全体のほんの一部分ではありますが、それでも約200mに渡って戦国時代の街並みが再現されています。この時代はまだ住宅の屋根は瓦でなく板葺きに石が乗っています。内部も庶民の家は土の土間と板敷で畳は敷かれていません。障子もなく窓をあけると風が入ってきます。その日がちょうど冷たい雨の降りしきる寒い日でもあり、当時の人々がこんな粗末な「小屋」で雪国の冬を凌いでいたのかと思うと、衝撃的ですらあります。その後、最近できた一乗谷朝倉氏遺跡博物館(内藤廣設計)を見学し帰路に着きました。
豊郷小学校旧校舎群
昨日は久々に琵琶湖畔を草津から豊郷小学校旧校舎群まで往復約100km走りました。ヴォーリズ設計で有名な豊郷小学校旧校舎は、当時としてはまだ珍しい鉄筋コンクリート造(昭和12年)で、保存状態もよく、内部の木製窓などディテールもほぼオリジナルのまま残っています。一時は解体が決定し存続が危ぶまれた時期もありましたが、町民の根強い保存運動の結果一転して保存することが決まり、現在は町の交流施設として内部も自由に見学できるようになっています。洋館建築ではない分外観は少し地味ではありますが、ヴォーリズ建築の中でも床面積や構成、建築的質という点でまぎれもなく彼の代表作だと思います。これほど魅力的な建築なら、観光資源としても様々な活用法があるのではないでしょうか。
講演会「気候・風土と建築家」
若草山の山焼き
浄瑠璃寺を訪れました
走り納め
つなねの餅つき
つなねの見学会
坂本龍一の言葉
NHKの朝の番組「あの人に会いたい」で2001年当時ニューヨークに住んでいた坂本龍一の言葉。同時多発テロを目の当たりにした1週間後、公園で、若い人がギターで「イエスタディ」を弾いているのをたまたま聴いたとき、それがテロがあってから初めて聴く音楽だと気づきこう言います。「音楽を楽しめるっていうのは、平和じゃないと楽しめない。僕は音楽家だから、社会が、世界が平和でないといけない」。今、この言葉がズシリと重く響きます。
デューク・エリントン「HI-FI・エリントン・アップタウン」
金廻四間門樋
この前の日曜日、金廻四間門樋(かなまわりしけんもんぴ)を見学してきました。以前ブラタモリで紹介されて以来、ぜひ実物を見てみたいと思い、岐阜県海津市にある海津市歴史民俗資料館を訪れました。金廻四軒門樋とは、明治中期に建造された大型の木造排水施設(逆水留め樋門)の名称です。この地域は、揖斐川、長良川、木曽川が合流するいわゆるゼロメートル地帯で、かつては輪中(わじゅう)と呼ばれた堤防で囲まれた農地が点在していた場所です。ここではしばしば川の水位が土地の高さを越え洪水が起こりました。そのため洪水から土地を守ることと、また平時においては土地の排水が重要課題でした。この樋門は、輪中の排水のための排水路(大江川)が揖斐川に流れ込む合流地点にありました。平時の揖斐川の水位が低いときには、排水路の下流への流れによって扉が開いていて、また揖斐川の水位が土地より高くなると、逆流しようとする水圧により扉が自動で閉まるという仕掛けです。この扉は一方向の流れにしか開かない、いわば心臓の弁のような働きになっています。ちなみに金廻とは旧地名のこと、四間は門の間口が4間の意味、門樋は堤防の下を通る逆流防止付排水路のことです。
金廻四間門樋には面白いエピソードがあります。案内してくれた歴史民俗資料館の方の説明によると、平成7年に揖斐川堤防上の道路から大型車が転落して陥没がおこりボーリング調査したところ木片が発見されます。地元の古老の話によるとこのあたりにかつて堤防の嵩上げ工事の際に埋めたらしい木造の水門があったとのこと。そして発掘調査の結果忘れられていた金廻四間門樋が再発見されたとか。現在は、海津市歴史民俗資料館の隣のある大きなテントの中にオリジナルに近い形で全体の半分ほどが組み上げられ展示されています。見学するには受付で申し出れば1人でも見学可能です(月曜日休館 入館料310円)。
オリーブの収穫
新MADORIST
間取りについての冊子、MADORISTが新しくなりました。
こちらからどうぞ → 新MADORIST
キアゲハの羽化
G・ガルシア=マルケス「コレラの時代の愛」
有松町
聖林寺十一面観音菩薩像
昨日は、桜井市の山里にある聖林寺を訪れました。国宝十一面観音像を拝観するためです。この十一面観音像はもともと三輪山の神宮寺の一つ「大御輪寺(だいごりんじ)」に祀らていましたが、明治政府の神仏分離令による廃仏毀釈を免れるためこの地に移されたといわれています。もちろん撮影は禁止ですが、三輪山に祭られていたときのお堂と十一面観音像が1/10の模型で展示されていてこちらは撮影可能でした(写真)。現在は博物館のような免震構造の収蔵庫に祀られていますが、これはこれでじっくり見ることができよかったのですが、やはり、仏像は創建当時のお堂(空間)に祀られているのが本来のかたちであり一番美しい。この模型を見て再認識しました。
今年2度目の講評会
つなねカレーパーティー
「百年の孤独」読み終えました
G・ガルシア=マルケス著「百年の孤独」読み終えました。400ページ強、翻訳本特有のまわりくどい文体、登場人物が多く、しかも同じ名前が時代を超えて何度も使われるので、人物相関図を眺めながらの読書で、何度も途中でやめようかと思いましたが、いつの間にかガルシア=マルケス独特のドロドロした黙示録的世界観に飲み込まれ、読書タイム(昼食後の1時間弱)が待ち遠しくなっていました。やはり最後まで完読してよかったです! でも、もう一度読むことはないな…。
第19回デザインフォーラム
近江八幡サイクリング
大学の講評会
「街とその不確かな壁」から「百年の孤独」
自立援助ホーム「あらんの家」のお手伝い
土肥の夕陽
大学の授業が始まりました
藤原京跡
つなねのお花見
テッド・カーソン「プレンティ・オブ・ホーン」
つなね桜開花!
春の琵琶湖を走る
外壁の改修
石舞台古墳へサイクリング
入居候補者決まりました
つなねの入居者募集の件ですが、入居候補者が決まりました。最後は2組の候補者が残り、日曜日につなねの集会所でくじ引きを行い、入居候補者が決定しました。この後は、売主との具体的な詰めの作業の入ります。3人家族とのこと、どのようなご家族なのか楽しみです。。
つなね雪景色
入居説明会を行いました
昨日、一昨日と、私たちの集合住宅「つなね」で新しい入居者1組を募集する入居説明会を行いました。両日ともお天気に恵まれ、計30組近くもの方が参加されました。事前にチラシ5,000枚ほどをポスティングしたり、建物にも垂れ幕を掲げたりと宣伝をしてはいたのですが、築23年の分譲集合住宅の1室に、これほど多くの方が興味を持っておられることに、少しばかり驚きました。参加された方にお話を伺うと、「つなね」や我が家の間取り等についても、WEB等でいろいろ勉強されていることが分かりました。今のところ数組の方がかなり前向きに入居を検討中とのこと。どのような方が新しく入られるのか、今から楽しみですね。
今年の初サイクリング
つなねの入居者募集 その2
つなねの入居者募集
イリーナ・メジューエワのラフマニノフ
祝日だった昨日、京都コンサートホールにロシア出身のピアニスト、イリーナ・メジューエワさんのコンサートを聴きに行きました。曲目はラフマニノフを中心としたロシアの作曲家のピアノ曲です。ウクライナ侵攻で非難されることが多い昨今のロシアですが、音楽は全く別の話で、素晴らしい作曲家や演奏家を数多く輩出しています。イリーナさんの演奏は、女性ピアニストであることを忘れるほど力強く、作曲家の内面まで描かれたような感情表現豊かな演奏で、ほぼ満員の観客はすっかり彼女の演奏に魅了させられました。ちなみに昨日演奏に使われたピアノは、実際に晩年ラフマニノフが所有していたスタインウェイとのことです。
嵐山サイクリング
つなねの紅葉
京都モダン建築祭
ゲッツ/ジルベルト
テナー・サックスのスタン・ゲッツとボサ・ノヴァのジョアン・ジルベルトが共演したことで有名な「ゲッツ/ジルベルト」のLPをヤフオクで購入。早速聴いてみました。45年前発売(録音は1963年)のLPとは思えないくらい盤質がいいのにまずびっくり。これは「当たり」でした。冒頭の「イパネマの娘」、気だるいジョアン・ジルベルトのヴォーカルで始まり、ジョアンの妻アストラッド・ジルベルトの甘い囁きへと続きます。ふたりのヴォーカルのあとにはアドリブを交えたスタン・ゲッツのふくよかでゆったりとしたソロ。そしてそのあとアントニオ・カルロス・ジョビンのピアノが小刻みにリズムを刻んでいく…。秋の夕暮れ時にぴったりの1枚です。
西山卯三の直筆スケッチ群、そして秋晴れのキッチン・カー・フェスティバル
昨日は、積水ハウス“納得工房”内の「西山卯三記念すまい・まちづくり文庫」の見学ツアー(けいはんな雑学大学主催)があり、そのイベントに参加しました。ここには、生前の西山卯三の直筆スケッチや資料が系統別に保管されていて、昨日のイベントではそれらの資料を自由に取り出し見ることができました。そして徹底的に細部まで描きこまれた数多くのスケッチ群に圧倒されました。「食寝分離」を提案したことで有名な西山卯三ですが、資料をいろいろながめているうち、黒川紀章(京大で西山卯三に師事)に影響を与えたと思われる、メタポリズムらしき初期のアイディアスケッチを発見し、ひとり興奮しました。
今日は、近くの公園でキッチン・カー・フェスティバルが催され、秋晴れの中たくさんの人で賑わっていました。私が提案した公園のトイレも、日陰を求めて大勢の人がベンチに腰掛け休んでいました。「公園を訪れる人が休息できる場所をつくりたい」、これこそがこのトイレを考えたときにイメージしたことだったので、ようやくそのシーンに出会うことができ感激です!ナンとインドカレーのセットをこのベンチに腰掛け美味しくいただきました。
間取り図という思想
いつも思うのですが、家の間取り図には、つくる人の思想が一番表れていると思います。思想なんて全然考えてないようでも、できあがった間取り図を見ると、その人なりの思想が見えてくるのです。たとえば、この家は階段がリビングにあるので、玄関から2階の子供室にいくには、必ずリビングを通ることになる。つまり子供は親の目にたえず触れる設計になっているなと。また別の家では、屋根付きの洗濯物干場や、キッチンのそばにちょっとした作業ができるカウンターテーブルがあり、家での家事を中心に家を設計しているななど…。
自分で設計事務所を始めて今年で35年になります。今、独立して最初に設計した家の外壁の改修の相談を受けていて、当時は手描きだった図面をパソコンで描き直しています。35年前につくった間取り図からは、何か新しい提案をしてあげようという意気込みのようなものが感じられ、まだ若かった自分の設計に対する思いが、この間取り図には結構詰まっているなあと、当時を思い出しながら、懐かしがりながらパソコンに向かっています…。
When I'm Sixty Four
When I'm Sixty Four
(Written by Lennon-McCartney)
ずっと先のことだけれど、
僕が年をとって、髪が薄くなっても
君はヴァレンタインのプレゼントや
誕生日のお祝い、ワインなんかを贈ってくれるかい?
もし夜中の3時頃になっても僕が帰らなかったら
君は玄関の鍵をかけるかな?
僕を必要としてくれるかな? 料理もつくってくれるかな?
僕が64歳になっても
ビートルズの名曲「When I'm Sixty Four」(64歳になったとき)、高校のころからずっと聴いていました。先月、ついにそのときが自分にもやってきました。ほんとずっと先のことだと思っていたのに…。
興福寺五重塔特別拝観
アンプが戻ってきた
第18回デザインフォーラム
清仁保育園見学会
大正池からの「ケルン・コンサート」、そしてアンプ再不調
キース・ジャレット「ケルン・コンサート」
水口宿
ティファニーで朝食を
最近読んだ本で一番面白かったのは、トルーマン・カポーティ作「ティファニーで朝食を」(1958年)です。これは掛け値なしに面白かった! オードリー・ヘプバーン主演の同名映画が有名ですが、原作を読むのは初めてで、映画と小説とではずいぶん印象が違いました。映画では、主人公ホリー・ゴライトリー役のオードリー・ヘプバーンありきの恋物語(これはこれで素敵ですが…)になっていて、ラストもハッピーエンド(だと思う…)。一方原作では、主人公の複雑な過去や内省が丁寧に描かれていて単なる恋物語で終りません。ラストも決してハッピーエンドではなく、その後の主人公の行方を暗示するものとなっています。語り手である「僕」も、映画ではスーツを着たタフガイですが、小説ではなかなか芽の出ない売れない作家になっています。特に、たびたび登場するホリーの飼っている猫が、ホリー自身の生き方を暗示する重要なモチーフとなっているところが、この小説に深みを与えています。どちらがよかったか? もちろん個人的には小説の方がずっと面白かったです。
和束町へサイクリング
アンプが戻ってきた
本日修理に出していたオーディオアンプが戻ってきました。さすがメーカー修理だけあって正面のパネルもピカピカになりました。さっそくレコードをかけて試聴します。
まず、最近ヤフオクで購入したチック・コリアの「リターン・トゥ・フォエバー」からB面の「サムタイム・アゴー」。ベースなど全体に音の厚みが増し、シンバルのハイハットの音がリアルになりました。後半のスペイン的リズムのところが最高です。
次にチャコフスキーのヴァイオリン協奏曲(ヘンリック・シェリング/アンタル・ドラティ指揮 ロンドン交響楽団)では、オーケストラの音の厚みと切れが以前と違って生々しくなりました。出力管を2本交換したりして、それなりに費用が掛かりましたがまずは大満足。
アンプの機嫌が悪い
琵琶湖南一周
「楽園のこちら側」
6月というのに梅雨が明けました。早くも夏本番です。今スコット・フィッツジェラルドのデビュー作「楽園のこちら側」(1920年 訳:朝比奈 武)を読んでいます。400ページ強の長編小説。第一次大戦後のアメリカが舞台でプリンストン大学の若者が主人公です。現在、半分ほど読み進んだところ。暑さに負けてなかなか進みません…。
今日はつなねモーニングカフェ
果無(はてなし)集落
大学の講評会
つなねモーニングカフェ
三川合流の眺め
法隆寺へソロライド
つなねバル
私たちの集合住宅「つなね」には、つなねバルというイベントがあります。月に一回、日曜の昼、集会所でビールやつまみを持ち寄り(あるいは買い出し)ワイワイやることです。参加メンバーはだいたい決まっていて5、6人といったところ。今月は連休最後の日曜日がその日でした。
つなねの集会所は、建具を全開にすると中庭と一体化し、まるで屋外にいるような気分になれます(コロナ対策でもある)。その日は天気も良く、まさに絶好のバル日和でした。やっぱり昼のビールは最高ですね。
「自分の葬式はこの集会所でやるぞ」、「ウクライナに侵攻するロシア側の考え方は…」など話は尽きず、少し飲みすぎてしまいました。反省。
トラフィックという考え方
明日からゴールデンウイークが始まります。車で出かける方も多いと思いますが、長い渋滞や強引な割り込みなどはイライラしますよね。そこで最近、車を走らせるときのイライラ対処法を思いつきました。それはトラフィックという考え方です。
車に乗って移動しているのは自分だけではない、周辺の車も含めて、皆で協力し車を走らせているんだと考えるようにします。ついつい自分だけが早く行きたいと思いがちですが、それは他の車も同じこと。周辺の車の状況を見て、全員(ひとりだけでなく)で気持ちよく車を進めることを第一目標とします。つまり1台の車からトラフィック=交通へと意識を変えていくのです。こういう気持ちでいれば、割り込もうとか、路肩を走るとかいうのは当然NGになり、事故も減るだろうし、あおり運転などはスタンドプレーの最たるものでトラフィック的には絶対アウト。
その結果少し到着が遅れたとしてもいいじゃないですか。人生を損するわけでもないし…。
浮御堂(うきみどう)
大学の授業が始まる
4月に入り大学の授業が始まりました。毎年前期の「木造住宅」の設計課題を担当しています。昨年、一昨年と新型コロナの影響ですべて遠隔授業でしたが、今年は3年ぶりに対面に戻ります。実は大学に行くのも3年ぶり。「教えること」を体がちゃんと覚えているか少し心配な今日この頃。
巨椋池(おぐらいけ)干拓地
背割堤の桜
アシュケナージのショパン
つなね桜
巨椋(おぐら)神社に参拝
巨椋神社に参拝しました。京都の古地図を見ると、伏見の南側に巨椋池(おぐらいけ)という大きな湖が描かれています。残念ながら干拓事業により1941年に消滅しましたが、第ニ次大戦頃までここに大きな湖があったのです。当時は京都府最大の淡水湖でした。
という訳で巨椋池ファンになり、ちょくちょく自転車で巨椋池に纏わる場所を訪ねていましたが、巨椋神社は今回初めて行きました。明治期の地図を見ると、巨椋池の東岸に沿うように大和街道があり、そこの集落(小倉村=現在の宇治市小倉町)に巨椋神社があったことがわかります。湖での漁の安全や豊漁を願ってこの神社にお参りしたのでしょうか。約80年前、この神社の西側(現在の近鉄京都線から西)に、周囲16キロの巨大な湖があったと思うと何とも感慨深いものがあります。
ドライブ・マイ・カー
話題の映画「ドライブ・マイ・カー」観ました。村上春樹の3つの短編小説、「ドライブ・マイ・カー」、「シェエラザード」、「木野」を合体させたストーリー。若手俳優の「高槻」のキャラが原作と全然違うこと、ラストは原作にはないオリジナル・ストーリーになっていることなど、少し戸惑いながら観ましたが、最終的には濱口竜介監督の世界観なので当たり前と言えば当たり前ですね。前述の短編小説集「女のいない男たち」の中では、「イエスタディ」が好きです。
散歩の途中2
朝の散歩の途中
今日は啓蟄(けいちつ)
スタン・ゲッツ 音楽を生きる
グレーさを寛容できる社会へ
北京冬季オリンピック始まりましたね。スポーツは一人の勝者とその他全員が敗者という勝ち負けがわかりやすい図式で、そこがスポーツの面白いところなんでしょうが、よく言われる勝ち組、負け組という言い方には違和感を覚えます。
ほとんどの人は勝ちでも負けでもない、白でも黒でもないグレーな部分に属していて、勝っても負けてもいないはずなのに、今の社会は無理やりどちらかに属することを強制しているような気がしてなりません。
白黒はっきりの両極端の文化では、どこかの国と国との関係のように、争いやいざこざが絶えません。グレーであることを意識し状況に応じてグレーの濃さかげんを調節しながら、争わないこと。白黒どちらが正しいかでなく、勝敗のない、いい意味での「グレーさ」を寛容できる社会になって欲しいと思います。
「美しく呪われた人たち」読み終えました。
スコット・フィッツジェラルドの「美しく呪われた人たち」を読み終えました。第一次世界大戦前後のニューヨークが舞台。ジャズ・エイジである若い夫婦の享楽的な生活が崩壊していく様が描かれています。最後は意外な展開でした。この作品の後に、不朽の名作「グレート・ギャッツビー」が生まれます。
飛鳥・石舞台古墳
マスクに対する日本とヨーロッパの違い
ニュースなどをみると、感染者が収まらないのにもかかわらず、ヨーロッパではマスクをつけない人が多い印象です。一方日本でマスクをつけない人はほぼいません。いろんな解釈があるでしょうが、ヨーロッパの場合、外観を第一に考えるのが染みついているからではないでしょうか。一方日本は内部から考え、外観はその結果だという考え方。これはそれぞれの文化的な違いだと思います。
ヨーロッパでは、外観的にはふさわしくないが緊急時なのでしかたなくつけている(もちろんすぐにでも外したい)。日本は、必要なものは必要だからつけていて、その結果が外観となっている(つけないほうが楽だが、外観としてはあまり気にしていない。さらには積極的にマスクをデザインとして楽しむことも)。
この違いはどこか建築や街並みに対する姿勢にも通じるものがあると思います。
勝竜寺城
天理の普通のラーメン
宇治神社で初詣
明けましておめでとうございます。
スコット・フィッツジェラルド「美しく呪われた人たち」
今日から事務所は年末休み。新しく読み始めた本はスコット・フィッツジェラルドの「美しく呪われた人たち」(上岡伸雄 訳)。“狂騒の20年代”といわれた20世紀初頭のニューヨークが舞台の物語。休み期間中にゆっくり読む予定です。
「荒涼館」読み終える…
9月から読んでいたチャールズ・ディケンズの「荒涼館」読み終えました。400ページほどの文庫本全4冊、計67章。昼休みに1章読むのを目標に読み始め、最初は読み切れるか不安でしたが、途中から物語の展開にはまり込んでついに本日完読です。明日はもう続きがないのが少し寂しい気分…。
和束の茶畑
藤田嗣治のポストカード
鳥羽・志摩を訪れました。
嵐山までサイクリング
ファンズワース邸
3Dモデル第3弾は、ミース・ファン・デル・ローエのファンズワース邸。森の中に軽々と浮かんだ白いガラスの箱は、今見ても(70年前の竣工)美しいです。3Dをつくりながら、ミースらしいミニマルなディテールを堪能しました。ただ、いくら森の中の別荘とはいえ、やはりプライバシー(エディス・ファンズワースという女性医師が建て主)が気になるところ。個人的には、ガラスの寝室もさることながら、入り口にあるダイニングがあまりに愕然としていて落ち着きません。僕だったら、中央のコア部分に隠し階段をつくり、コンパクトな寝室を2階に乗せて、1階のベットのある場所をダイニングにするかな…など、いろんな妄想ができるのも3Dをつくる楽しみのひとつ。
當麻寺へ行く
今日は秋晴れの中、朝から自転車で奈良盆地を走りました。
そして以前から行きたかった當麻寺(たいまでら)を訪れます。當麻寺には、建築では本堂(天平時代)、東塔、西塔のふたつの三重塔(天平時代)、そして日本最古の梵鐘(白鳳時代)などがあり、仏像では、金堂内の弥勒座像が有名です。これらはすべて国宝に指定されています。奈良市内から離れた二上山の山麓に、このような大伽藍が今もひっそりと佇んでいます。
何よりも興味深いのは、本堂の本尊が仏像でなく、布製の曼陀羅であること。現在の曼陀羅は複製(といっても室町時代に転写したもので、これも重文)で、本物は非公開で国宝です。曼陀羅を納めている厨子は当時のオリジナルでこれまた国宝。このような素晴らしい建築に、自転車で行けるのも奈良ならではですね。
エシュリック邸
石上神宮の鶏たち
浄瑠璃寺
サヴォア邸
仁和寺を訪れました。
「イセッタ」という車のこと
もともと小さな車が好きで、今も2012年式のフォルクスワーゲン アップに乗っています。
ユーチューブを見ていたらすごく魅力的な車を見つけました。それは「イセッタ」という車。60年も前(ほぼ同い年!)にBMWから発売された究極のミニ・カーです。なんとドアは側面でなく、車の前面が全部ハンドルごと冷蔵庫のように開く斬新なデザイン。
「必要なものはすべてあって、必要でないものは何一つない、潔いところが好き」とは、この車(写真は別の車)のオーナーである女優の木内みどりさんの言葉。本当にそのとおりだと思います。
以前乗っていたローバー・ミニもそうでしたが、機能性からフォルムが決まり、それ以外の要素をそぎ取ったデザインというのは、月日がたってもいつまでも魅力的で飽きが来ません。
建築(住宅)もこのようでありたいと思います。
(木内みどりさんは、2019年に亡くなられていたのですね。天国でもイセッタで駆け回っているのでしょうか。ご冥福をお祈りします。)
Isseta :Image from Pixabay by Cornelia Schneider-Frank
チャールズ・ディケンズ「荒涼館」
現在読んでいる本は、ディケンズの「荒涼館」。イギリスのヴィクトリア朝時代の物語で、かなりボリュームがあります(400ページ強の文庫本全4冊)。文章は1章ずつに分かれているので、お昼に1章ずつ読んでいますが、なかなか進みません。今日で12章を読み終えましたが、いつ全部読み終わるんだろう…。
悲しきイスラエル国歌
今日から9月。朝は随分涼しくなりました。オリンピックが終わって、現在はパラリンピックが行われています。先日何気なくテレビをつけていたら、競泳でイスラエルの選手が金メダルをとり、イスラエル国歌が流れてました。普通国歌というと、アメリカ国歌のように威風堂々とした楽曲が多いのですが、このイスラエル国歌はというと、国家らしからぬ何とも悲しげで、そして美しいメロディーなのです。悲しいメロディーの国歌ってどうしてなんだろうと気になり少し調べてみました。
イスラエル国歌のタイトルは日本語で「希望」、以下が日本語訳です。
心に秘め今もなお
ユダヤの魂 恋焦がれ
東の果てへ 前方へ
眼差しはシオンに注がれる
我らの希望はまだ失われず
その2千年の希望とは
シオンの地 エルサレムの地にて
自由なる民として生きること…
なるほどユダヤの人々の2000年の歴史にかかわる歌詞だったんですね。この詩に威風堂々の曲は合いませんね。なお、イスラエル国歌と、スメタナ作曲のモルダウが似ていると話題になったそうですが、どちらも原曲は17世紀のイタリアの曲だそうです。ユーチューブで聴くことができますので興味のある方はどうぞ。
劣化したアスファルト防水からの雨漏り、そしてシート防水で全面改修へ
今年のお盆は4日連続雨
ジャズはやっぱりレコードだね。
コロナ禍になって読書の機会が増えました。
先週無事2回目の新型コロナワクチンの接種を終えました。
新型コロナと言えば、コロナ禍になって読書の機会が増えました。今読んでいるのは「バビロンに帰る」という表題を含むスコット・フィッツジェラルドの短篇集です。昼食後の小一時間、毎日短篇一つを読むのがちょうどいいペース。読書中は仕事や日常の一切を忘れることができ、気分転換に最適です。
昨日のキッチンからの夕焼け
飛鳥までサイクリング
専用庭をリニューアル
先週、待望の1回目のワクチン接種が無事終わり少しほっとしました。月末に2回目を打ちます。
先週もうひとつ。私たちの住んでいる集合住宅のあるお宅の専用庭の工事が完了しました。私たちの集合住宅は、月額の費用さえ出せば住戸前の庭を専用庭として使うことができます。このお宅は、住戸リフォームを今回私たちが担当し、その流れで専用庭もリニューアルしたいということになり、以前からお付き合いのある大阪府豊中市の株式会社「杉景」さんにデザインと施工をお願いしました。
手前が今回完成した専用庭部分。奥の芝生部分が共用部の中庭。専用庭を植栽で囲み、少し閉じた表情とすることで、景観とプライバシーとをそれぞれ確保できるようにしました。
公園遊具完成!
7月になりました。
今年も早いものでもう折り返し地点。ここにきて梅雨空が戻ってきました。やっと今日新しくなったこのホームページをサーバーに公開できました。すべて一人でやっているので悪戦苦闘です。ブログ欄もつくったので、頑張ってこまめに更新していこうと思います。
旅、音楽、ときどき自転車
やっと来月、新型コロナワクチン接種の予約が取れた!思えば昨年3月、宿まで押さえたルーマニア旅行が中止になり、あれ以来どこへもいけない状況。ワクチン接種が進み、はやくどこかへ行きたいですね。本当に!この週末は古いレコードを聴いたり、ロードバイクに乗ったりする予定。
今日このごろ…
6月に入っても、今のところ空梅雨と言っていいお天気。自転車が趣味な人間にとってはうれしいのですが…。昨日も木津川を三川合流地点、背割堤まで走りました。朝一番の自転車は気持ちいいですね。