悲しきイスラエル国歌
今日から9月。朝は随分涼しくなりました。オリンピックが終わって、現在はパラリンピックが行われています。先日何気なくテレビをつけていたら、競泳でイスラエルの選手が金メダルをとり、イスラエル国歌が流れてました。普通国歌というと、アメリカ国歌のように威風堂々とした楽曲が多いのですが、このイスラエル国歌はというと、国家らしからぬ何とも悲しげで、そして美しいメロディーなのです。悲しいメロディーの国歌ってどうしてなんだろうと気になり少し調べてみました。
イスラエル国歌のタイトルは日本語で「希望」、以下が日本語訳です。
心に秘め今もなお
ユダヤの魂 恋焦がれ
東の果てへ 前方へ
眼差しはシオンに注がれる
我らの希望はまだ失われず
その2千年の希望とは
シオンの地 エルサレムの地にて
自由なる民として生きること…
なるほどユダヤの人々の2000年の歴史にかかわる歌詞だったんですね。この詩に威風堂々の曲は合いませんね。なお、イスラエル国歌と、スメタナ作曲のモルダウが似ていると話題になったそうですが、どちらも原曲は17世紀のイタリアの曲だそうです。ユーチューブで聴くことができますので興味のある方はどうぞ。