ゲッツ/ジルベルト

テナー・サックスのスタン・ゲッツとボサ・ノヴァのジョアン・ジルベルトが共演したことで有名な「ゲッツ/ジルベルト」のLPをヤフオクで購入。早速聴いてみました。45年前発売(録音は1963年)のLPとは思えないくらい盤質がいいのにまずびっくり。これは「当たり」でした。冒頭の「イパネマの娘」、気だるいジョアン・ジルベルトのヴォーカルで始まり、ジョアンの妻アストラッド・ジルベルトの甘い囁きへと続きます。ふたりのヴォーカルのあとにはアドリブを交えたスタン・ゲッツのふくよかでゆったりとしたソロ。そしてそのあとアントニオ・カルロス・ジョビンのピアノが小刻みにリズムを刻んでいく…。秋の夕暮れ時にぴったりの1枚です。

2022年10月27日