エシュリック邸

ここにきてやっと新型コロナの感染者数が減ってきました。このまま落ちついてくれるといいのですが…。

3Dモデル第2弾は、ルイス・カーンのエシュリック邸です。3Dを作成するとカーンの設計手法がいろいろと見えてきて興味深いです。木製開き雨戸のついた窓に奥行を持たせることよって壁の厚みを演出していること。その窓を利用して屋根を実際より薄く見せていること。2階壁内の梁の省略。浴室側の立面は、他の3面に比べ構成にやや甘さがある、などなど。
平面図や写真だけでは気がつかない、カーンならでは力強い構成と、それを実現させる巧みなディテールを知ることができます。

2021年10月26日